※この物語はフィクションであり、

現実に存在する人物、団体、

出来事とは一切関係ありません。

 

 

 

 

連続ゴルフ短編小説

 

 

 

- Over The Green -

 

 

 

 

(第7話)

 

 

 

ーパレートの法則と上昇曲線ー

 

 

 

 

最初から読む方はこちらです。

(第1話:登場人物紹介などはこちら)

 

 

前話

(第6話はこちらです)

 

 

 

タケシがスマホに転送してくれた

 

地図をたよりに

 

紹介してもらった

 

ゴルフの先生に会いに行くことにした。

 

 

 

 

 

 

しかし、タケシは奇妙なことを言う。

 

 

 

 

 

 

タケシ

「うーん、説明するのが難しいけど、

 

たぶん先生はそこにはいないから会えないと思う」

 

 

 

壱田めいと

「意味がわからないんだけど…

 

ゴルフのレッスン受けるのに先生がいないって

 

どういうこと」

 

 

 

 

タケシ

「行けばわかるさ」

 

 

 

意味深な言葉だった。

 

 

 

 

 

地図のアプリを見ながら進んで行く

 

 

10数年前に見た懐かしい駅に

 

向かっていることがわかった。

 

 

 

 

「目的地点に到着しました。

案内を終了します」

 

 

ナビアプリがそう伝えた。

 

 

 

 

 

 

「やっぱり…ここか!」

 

 

 

 

 

 

 

1階のコンビニは別のコンビニに変わり、

 

2階にも違うテナントが入っていた。

 

 

 

 

しかし、3階には…

 

10年経った今もまだ「あのゴルフ塾」があった。

 

 

 

 

つまり、みどりもタケシも

 

同じ先生からゴルフを習っているということだ!

 

全国4位と

 

短期間で70台を出せた二人が…

 

 

 

階段を3階まで登ると

 

 

【Kaida Golf塾】と書いてある。

 

 

指紋認証システムの横に

 

 

 

初めての方はこちらと書いてある

 

インターホンがあるので押してみた。

 

 

 

事務所の奥から35歳前後の男性が出てきた。

 

 

 

 

「こんにちは」

 

 

めいと 

「はじめまして、ここでゴルフのレッスンを受けられると聞いたのですが」

 

 

男 

 「レッスン?あぁゴルフは教えてもらうものじゃないよ

 

 

めいと

「?????」

 

 

「あぁ、ごめんごめん。びっくりするよね。ここのオーナーのカイダです」

 

 

めいと

「先生は、ここにいないと聞いていたのですが・・・はじめまして、壱田めいとです。」

 

 

カイダ

「基本的に毎日休暇みたいな仕事だから。

1ヶ月ほど日本にいようと思うんだけどね。ご紹介者は?」

 

 

めいと

「深草タケシという僕の同級生です」

 

 

カイダ

「・・・あぁ、みどりの彼かな?」

 

 

めいと

「!!!!!!!!!!!!!!やっぱり、タケシとみどりさんは付き合っていたんですね」

 

 

カイダ

「ごめんね。適当に言ってみただけだから(笑)

 

ただ、ゴルフ一筋のみどりだったから、

 

深草タケシくんを紹介してもらったときに、

みどりも大人になったなと思ったのでね」

 

 

めいと

「あ、そうなんですね。カイダ先生は浮島さんのゴルフの先生なんですよね」

 

 

カイダ

「まぁ、みどりのゴルフの先生というか、コーチというか…

ゴルフ上達に必要な情報とマインドは教えたかもしれないね。

どちらかというとメンターと呼ばれる立場に近いのかもしれない。」

 

 

めいと

「もっと、手取り足とりみたいな感じなのが、ゴルフレッスンじゃないのですか?」

 

 

カイダ

違う。全く違うね。

 

待っていれば誰かに教しえてもらえると思っているうちは、

 

ゴルフはもちろん、なんの技術も身に付かないよ。

 

 

 

めいとはカイダ先生にこれまでのゴルフの体験や

仕事でも全く自信がないことを正直に話した

 

 

 

カイダ

「なるほど、壱田くんのゴルフや営業の問題はもしかすると、

 

私が解決できるかもしれない。

 

まず、壱田くんはパレートの法則を知っているかい??」

 

 

 

 

(第8話へ続く)